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レトロゲームがすきでそんはない

かなり古めのレトロゲームについて、無駄に溜めたゲーム雑誌などからネタを拾うブログです。アラフォー以上御用達ですが、ファミコンよりもっと古いゲームを知りたい、黎明期のゲームのカ オスぶりに興味があるというちょっと背伸びしたい気分な若者もどうぞ。毎週末更新予定。

指定期間 の記事一覧

与作 新日本企画(SNK) 

2013.05.26 (Sun)
 レトロゲームのブログの中でもニッチな題材ばかりで、アクセス数は元から期待していないのですが、何の気なくアクセス解析などをしてみると、以前カセットビジョンの与作を記事にしたことで、アーケードの方の与作を検索してこちらへたどり着いている方がちらほらいらっしゃいました。期待させてすいません。
 と、いうわけで今回はアーケードの方の与作をみんながゲームレジェンドに行ってる中家でひっそりと書いてます(泣

与作 新日本企画(SNK)1979年

SNK与作01
Beep!メガドライブ バイナリ・アナリシスより


カセットビジョン版の時にも書きましたが、アーケード版の与作はまごうことなきクソゲーです。
 ヒット曲できこりの夫婦を題材にした演歌「与作」にあやかってきこりのゲームを作ってしまった、安直さフットワークの軽さはゲームの容量が小さかった昔ならでは。3本の木を斧で切り倒せばクリア。敵は突進してくるイノシシに、落ちてくる木の枝、鳥が落としてくるフン、這い寄るニャルヘビ。きこりをテーマにゲームとしてはうまくまとめた思いますが、とにかく他がダメダメ。

・自機(与作)が当時としてはムダにでかく、動きが異常に遅い。

・斧と木の判定が異常にシビアで、少しでもずれていると切ることが出来ずイラッとくる。

・斧を振り下ろすたびに一定時間動けなくなる。振った直後に敵が来ると、与作がデカくてのろいため、わかっていても避けられない。

・落ちてくるフンは当たっても一定時間しびれるだけだが、たいがいしびれてる時間に木の枝かヘビに絶妙なコンボでやられるので実質一発死と変わらない。

・木を切り倒すごとに突進してくるイノシシは斧で倒せる・・・はずなのだが判定がシビアすぎて倒せたことがない。木の陰にかくれてやりすごすこは出来るが、3本目を倒した後は隠れる木が無いのでたいてい最後のイノシシに屠られて死亡しつつ面クリア。クリアの達成感ゼロ。

・面が進むと(しかもたったの3面!)ヘビのスピードが絶対に避けられないスピードにアップするので実質2面クリアでエンド。

・与作が青一色の無表情で不気味(笑)

 などなど、ダメが部分がすらすらと列挙できてしまいます。おそらく「与作」がヒットしているうちに市場に出すためにろくな調整も出来なかったのでしょう。おかげで私の心の3大クソゲー(与作、どらちゃん、なめんなよ)のひとつとなっています。
 こんなダメゲームをなぜか移植してしまったカセットビジョン板、通常なら誰得で終わるはずなのですが、難易度が調整され動きもよくなったことで、クソゲーどころかむしろカセットビジョンを代表する名作となったのは皮肉な話。普通は性能が低いコンシューマハードに移植すればどうしても劣化移植になるのが当時常識だったのですが、むしろカセットビジョン版の方が数段面白くなっているのはいかがなものか。ということは、アーケード版ももう少し調整すれば名作になった可能性があったということで、この完成度で世に出たのは非常に残念です。

SNK与作02
あれ?オルカ?開発はオルカ?それともオルカのコピー版?

SNK与作3
カセットビジョン板ではカットされた木に隠れることが出来るフィーチャー。その代わりカセットビジョン板はジャンプが出来ますけど。通常は木の前を通る与作が、イノシシが来たときだけ突然裏に回るのが不自然で印象的。重ね合わせ処理もテキトーだ。

 さてこの与作、普通なら新日本企画がブームにあやかってついつい出来心で出してしまったレアなキワモノって結論で終わるところなのですが、そこはそれ当時のカオスなゲーム業界のこと、与作はこれ一作だけでは終わらないのでした。
(続く)
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